夏になると「なんだか冷蔵庫の冷えが悪い…」と感じたことはありませんか?冷蔵庫は毎日使う家電の中でも特に消費電力が大きいだけに、冷えが悪い状態で使い続けると電気代がかさむ原因にもなります。今回は、夏に冷蔵庫が冷えない原因とその対策について、家庭でできる具体的なポイントをご紹介します。

夏に冷蔵庫が冷えにくくなる主な原因のひとつが、室温の高さです。冷蔵庫は周囲の空気より冷たい温度を保とうと働きますが、真夏のキッチンは30℃を超えることもあり、冷却効率が落ちてしまうのです。特に壁にピッタリくっつけて設置している場合、背面の放熱がうまくいかず、内部が十分に冷えなくなることも。冷蔵庫の周囲には左右5cm、背面10cm以上の空間を空けることを意識してみてください。

次に見直したいのが、ドアの開閉頻度です。子どもたちが夏休みに入ると、冷たい飲み物やアイスを取るために何度も冷蔵庫を開け閉めする機会が増えます。そのたびに冷気が逃げ、庫内の温度が上がってしまうのです。できるだけ一度に必要な物を取り出す、開ける時間を短くする、といった習慣を家族で共有しておくことが大切です。

また、食品の詰めすぎも冷えにくくなる原因の一つです。冷蔵庫内には冷気の流れがありますが、詰め込みすぎると空気がうまく循環せず、特に奥や下のほうの温度が上がりやすくなります。目安としては、冷蔵室は7割程度の収納が理想です。特に作り置きのおかずやまとめ買いした食材を詰めすぎないよう、定期的に庫内を整理する習慣をつけましょう。

最後に意外と見落としがちなのが、冷蔵庫のパッキンの劣化です。ドアのゴム部分に隙間ができていると、外気が入り込んで冷えにくくなります。簡単にチェックする方法は、紙をドアに挟んでスッと抜けてしまうかどうか。スルッと抜けるようなら交換を検討した方がいいかもしれません。

本コラムでは、夏に冷蔵庫が冷えにくくなる原因について解説しました。室温の上昇、ドアの開け閉めの多さ、食品の詰めすぎ、パッキンの劣化など様々な原因があります。冷却効率を保つには、冷蔵庫周囲の空間を確保し、開閉回数を減らす工夫、庫内整理、パッキンの状態確認が大切です。これらの対策を実践することで冷却性能を維持し、電気代の無駄も防げます。